「第94回天皇杯3回戦 vs 群馬戦 −残酷な結末−」
2014 観戦記
広島戦からメンバー9人を入れ替え臨んだ天皇杯3回戦の群馬戦です。
むせかえるような猛暑の中、久しぶりに駒場スタジアムに行ってきましたが… 。゚(*´□`)゚。
残念ながら “浦和レッズ+天皇杯+駒場” の悲しい記憶にページを追加することになりました。
天皇杯は内容よりも結果。ミシャ監督は、負けてしまうと非難を免れない選手起用で試合に臨みました。
天皇杯3回戦。浦和レッズは勝利に値するチームではありませんでした。
2014年、浦和レッズの天皇杯は、2年連続でホーム駒場の3回戦で終わりを告げました。
天皇杯は内容よりも結果が全て。負けてしまっては評価されることはないのです。
久しぶりに出場機会を得た選手にとっては、あまりにも残念すぎる結果だったと思います。
出場機会の少なかった選手達に 「俺を使え!」 と自己主張するプレーを見せて欲しかったです。
スタンドを覆う空気は、戦いに挑んだ選手の気迫を飲み込んでしまいました。
失点をしてからは時間の経過と共に、己の存在が消える危機感や焦りに支配されたピッチでした。
スタジアムを包む空気が選手に敏感に伝わる…。駒場の良さでもあり、怖さでもあります。
カテゴリーが違うチームと駒場でやるときは、時にスタジアムの空気は浦和の敵になってしまいます。
味方を委縮させ、対戦相手を一丸とさせてしまう、そんなスタジアムに変貌してしまうのです。
個人の敗戦ではなくチームの敗戦です。チームの敗戦は監督の責任です。
しかし、最後は選手個々の気迫やチカラが試合結果を左右することもあると思います。
この試合で結果を残して、這い上がってくる選手を見ることが出来なかったことが残念でした。
練習でも試したことがないメンバーとポジションでチームとして戦うことは困難が伴います。
しかし、巡ってきたチャンスで己の力を誇示しなければ、この先の出場機会は得ることはできません。
チャンスを活かせなければ、自分ではない誰かがそのポジションを担い続けることになるのです。
せっかく掴んだチャンスだったのに… (。´Д⊂)
ようやく巡ってきたチャンスは、次にいつ巡ってくるのか分かりません。
これまで以上にチャンスを得ることが難しくなったように思われ、それがとても寂しく感じました。
浦和レッズのユニホームに袖を通した選手にはみんな夢を叶えて欲しいと思います。
しかし、プレーをする機会を失い、移籍してしまった選手をこれまで何人も何人も見てきました。
残酷なようですが、それがプロのサッカー選手が背負う、逃れらることができない現実だと思います。
チームにとって必要な選手になることでしか、自分の存在価値を証明することは出来ません。
浦和に所属する全ての選手が、浦和にとって欠かすことが出来ない存在になることを願っています。
第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
浦和レッズ 1−2(前半1−0) ザスパクサツ群馬
得点者:39分 李、69分 青木(群馬)、81分 ダニエル・ロビーニョ(群馬)
主審:木村博之
2014年8月20日(水)19:04 キックオフ 浦和駒場スタジアム 入場者:6,254人
■ 第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦 (REDS公式)
■ 14.08.21 天皇杯3回戦で敗退 (REDS公式)

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