VRM++「
思考」の記事及びコメント欄の漆黒氏の発言より。
相変わらずストラクチャー類を探し出す時間がレイアウト作成より掛っているのがチョット残念だ。
>VRMの部品整理力
これならストラクチャを態々、グループ分けしなくても支障は無いのかと思ったり…こちらはVRMの勝ち!
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数えたことはないけれど、VRMのパーツはせいぜい数千点。一方、TRAINZは「Content Manager」に表示されているもので13万点以上。これだけの数になると、VRMの部品パレットのような方式ではそもそも無理があるだろうし、そうすることによって利便性が向上するとも思えない。
VRMの部品パレットは規模が小さいからギリギリ成立しているのではないだろうか。・・・まぁ、私はカスタマイズできないVRMの部品パレットを便利だと思ったことは一度もないが・・・。
さぁ、根本的に考え方を変えよう。
VRMを昔のNIFTY-Serveのようなパソコン通信サービスに例えれば、TRAINZはインターネットのようなモノである。規模が違うし、細かい管理まではなされない。NIFTY-Serveの規模ならばフォーラム管理人が整理して有用な情報を提供していたりしたが、インターネットならば「
必要な情報は自分でググって絞り込め」という話である。
以前にも「
TS2009-Surveyor攻略(0):Surveyorへの道」にて紹介したが、「
Content Search Filter」という、かなり強力な検索絞込ツールがTRAINZに存在し、これが色々なツールと連動して動作するのである。それは「Surveyor」だけに留まる話ではなく、別プログラムである「Content Manager」や「Railyard」からも関係してくる。
それでは今回はプログラムを跨ぐ複合技を紹介しよう。まぁ、「Surveyor」上での「Content Search Filter」だけでも十分強力なんだけど。
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<Content Managerとの連携>

「Content Manager」でアセットを右クリックしてポップアップメニューを出すと、そこに「Rating」というモノが表示される。これは要するに自分なりの格付けで、0〜5ツ星までが設定できる。

実際に星をつけると「Asset Details」の「Your Rating」に星が表示される。これを利用すれば、よく使うアセットやそうでもないアセットを整理し、「Surveyor」上で「Content Search Filter」を使い、目的の部品を素早く見つけることが出来る訳だ。

「Surveyor」の「Content Search Filter」で「Rating」の「5 Stars」にすると、ご覧のように先ほど5ツ星を付けた部品のみが表示される。更にこれを「Save」しておけば、メニュー選択で一発絞込みも出来るようになる。
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<Railyardとの連携>
「Railyard」を単なる車両閲覧と思ってはいけない。ココで登録するFavorites(お気に入り)で絞込みが出来るからだ。

「Railyard」の「Fav」のランプをクリックして緑に点灯させると、それがFavoritesになる。

「Surveyor」の「Content Search Filter」で「Favorite locos」の「True」にすると、ご覧のようにFavoritesのみが表示される。
「Railyard」で車両を閲覧し、気に入ったモノを登録して「Surveyor」で絞り込んで配置する。この方が効率イイでしょ?
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という訳で、私はVRMよりもTRAINZの方が配置したい部品に圧倒的に早く辿り着けると思っている。
なお、TRS2006の場合は、この絞込機能が各部品配置用パネルの方にあったのだが、TS2009では「Content Search Filter」に全て統合されている。・・・なので、TS2009から使い始めたユーザーには少し見つけ辛かったかもしれない。私の場合はTRS2006から始めたので、「あの機能が無くなったら面倒臭すぎるぞ!」と思って探したから、比較的早く見つけられたのだが。
また、「Content Manager」で欲しいアセットを探すのも全く同様で、如何に上手く検索・絞込を行うかにかかっているのである。


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