今まで矢橋ホキを牽引していた機関車なので、やはりコイツは西濃鉄道DD40っぽく塗装しましょう。
というわけで、本体の塗装開始。
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・・・(途中省略)・・・で、こんな感じになりました。
やはりマスキングゾルはハシゴの部分に使ってはいけなかったね。穴の開いた部分だから刃をいれなければならないし、硬化したゾルがかなり頑丈で小さな部分だから強引に剥がしたら塗装まで剥がれた。製品のせいではなく、完全に使用者のミスだわな。ということで白は再び塗り直し。
今度はマスキングテープでやりました。
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途中の写真を撮り忘れたんですが、実はマスキングゾルを剥がす段階で更に大きな失敗がありまして、塗料の表面は乾いていたんですけど、ティッシュペーパーが全面的にくっついて悲惨な状態になりました。ブランクが長かったから感覚的に忘れていましたわ。今回使ったのはタミヤのアクリル塗料なので、乾燥は遅めだし柔らかいんだった。・・・しかし、思い出せば対策は容易。ティッシュペーパーがくっついた瞬間は最初からやり直しかと思いましたけどね。
表面は乾いていたから内部が柔らかいだけ。よって、放置して内部が固まるまで待ち、その後水を流してブラシで擦ればよい。多少表面は荒れているだろうけど、コンパウンド等で磨いてもう1度吹けばいけるだろうと・・・。で、やってみると、予想以上に綺麗な状態。上から2番目のゾルを剥がした写真がその時のものです。そのままでも良かったんですが、ちょっと気になるところもあったので1500番ぐらいのペーパーで磨いてから一応吹いておきました。
今回の製作はブランクを取り戻したり、テスト的な要素が強いから良いのですが、鉄道模型用としてはアクリル系よりもやはりラッカー系の方が良いかもね。鉄道模型用としてアクリル系を使う人もいなくはないみたいですが、圧倒的にラッカー系の方が多いことでしょう。やはり手に持つことが多いから塗膜の強い方を選ぶのでしょうね。
今回の私の塗料のチョイスは、やはり飾るための模型用だなぁ。本番となるGMキットでは一応ラッカー系にしておくか。
<注>書かなくても解っているとは思いますが一応。
ラッカー系・アクリル系という用語は、あくまでも模型用途の世界での使い方です。正確には、ラッカー系(GSIクレオスのMr.COLOR等)=油性アクリル樹脂塗料、アクリル系(タミヤのアクリル塗料等)=水性アクリル樹脂塗料かな。なお、DIYショップ等で売られている「ラッカー塗料」とラッカー系と模型の世界で呼ばれる「油性アクリル樹脂塗料」を同じ性質と勘違いすると悲惨な目に会う可能性があります。ラッカーシンナーはプラスチックを溶かすからね。
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さて、何だかんだで一応形になりました。まだライトやナンバープレートは付けてませんが。
う〜ん、アーノルドカプラーじゃイマイチだから、KATOのカプラーNに付け替えますか。「とて簡」に使っている「
小形車両用動力ユニット」はKATO製なのですぐに付け替えられましたが、「矢橋ホキ」は河合製で上手く付かないものもありますな。
これが台車部分をバラした状態。フック状の針みたいなスパチュラを使うと楽にカプラーポケットのツメは外せます。
で、そのカプラーポケット内に不要な押しピン跡らしきものが凸になって残っているものもある。今回台車10個分を変更したが、そのうち3つがそういう状態だった。これがあるとカプラーNがキッチリ収まってくれない。細いノミがあればその部分を削ればよいが、手持ちになかったので、
手っ取り早いのでカプラーN側を削りました。色を付けた部分が削った部分ですがちょっと分かりづらいね。
<余談>
今回、河合の「矢橋ホキ」3両と「ク5000」2両で交換したのだが、状態が悪いのは他の2両とは色がかなり違う「矢橋ホキ」であった。これだけは何故かかなり赤い。そして両方のカプラーポケットで凸が残っていたのだが、残り2つのどちらかでは後からその凸を削った跡が残っていた。同じ中国産のステッカーが貼ってあったが、作った場所が違うのかもね。それにしても、例のフタの件はどうなったんだろうなぁ。ホームページで発表すると雑誌には書いてあったはずなんだが。・・・自分で削るか。
そして交換後。後は細かい部品を取り付けてからウェザリングか。仕事の追い込みが始まったので暫くは放置だな。

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