アクラス205系用の塗料はどうしようかな? ・・・ということで、ネット上にも数多くの
205系の写真は存在するが、モニター越しではよく判らなかったりするので実物を見てきた。
<大宮駅22番線 川越方面側 クハ204>
KATOの205系ステンレス車体は、「光沢のない明るいシルバー」と「やや光沢のある暗いシルバー」の2色で塗り分けられていたが、実物を見ればそうではないことは明らかだろう。
<大宮駅20番線 川越方面側 クハ204>
銀色に関して実車で見ると、
@窓周辺の中央部、乗客用扉は「光沢無し&鏡面反射無しで、梨地っぽいシルバー」
A窓や扉の縁、乗務員室扉は「半光沢&やや鏡面反射有りで、少し暗めのシルバー」
B緑の帯周辺である上段、緑の帯から下の部分は「光沢&やや鏡面反射有りで、@と同じ明るさのシルバー」
Cクハ前面の縁は、ステンレス素材というよりも何となくシルバー塗装っぽいような・・・。
という感じだろうか。ちと微妙な感じのところもあるが・・・。それはともかくKATOのような明るさの違いというよりも、表面処理としての光沢や鏡面反射の違いが大きいといった感じであることは間違いないだろう。
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模型用塗料でもこのような鏡面反射を再現することは不可能ではない。
アルクラッドIIのクロムなどはその代表格だろう。
ただ、この手の塗料は塗膜も弱いし、食い付きも弱い。手で触れないディスプレイモデルならば問題ないのだが、鉄道模型は走らせるためにどうしても手で触れるということが付き纏うからそのままでは使えない。されどトップコートなどを吹くとその鏡面反射などは失われるということもあるから厄介だ。
さて、どうしたものか。まぁ205系車体の鏡面反射はそこまで映り込むという程ではないから、アルクラッドIIのクロムを使う必要まではないだろう。
クレオスのメタルカラーにトップコート吹きでやってみるかな。
色々と考えてみたが、アクラスの205系キットは車体の接着部は目立たないような作りになっているのだから、車体の側板と妻面部品はメッキされていれば良かったのになぁと思った。
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<大宮駅20番線 モハ205>
<大宮駅20番線 新宿・大崎方面側 クハ205>
こんな調子で1編成内の全車両を一応撮影してみたが、全部掲載する必要もないだろうと思うので一部だけ。・・・クハ205とクハ204とではスカートの形状が違うなぁ。対称形か。