2007/1/6

例えば三木成夫  


◇帯津良一先生の考案した「時空」というワン・クール30分ほどの功法(気功法)がある。
といっても、まったくの考案でわなく、いろいろ、良い所取りで流れを作った、という。
先生本人がおっしゃっているので間違いはなかろう。

その中で4億年前、人となる生命が、海の中から長い時間を経て陸棲へ踏み出す様をイメージしたシーンがある。基本は調和道丹田呼吸法で簡単な腹式呼吸の繰り返しだ。
で、この4億年前の・・って話には、大事な帯津先生の解説がある。
その時代、人となるその祖先は、気の遠くなる時間をかけて海と陸の境でうだうだしていたわけで、その境とはまさしく波打ち際、であった。
その波打ち際で繰り返し繰り返し、絶えることなくリズミカルに、波は、ただ来てただ帰る。数千万年、その場所で、そのリズムを体に刻み込むことで、肺呼吸のリズムがそれに順ずることになったのか?
そこで、ここのシーンでは意識した呼吸に集中し、4億年前に遡ってみよう、ってなお話。
なかなかロマンチックで興味のある解説である。
さらに、このリズムの件は「三木成夫(しげお)」っちゅうお偉い解剖学の学者さんが本に記していて、その文章にして実にロマン溢るるものだと、帯津先生わおっしゃるのだ。

ふうむう。
三木成夫。
知らんかった。
まあ、普通、知らんわなあ〜解剖学者。

そんなんで実に興味津々、「三木成夫」の本。この正月、読みました。
「胎児の世界」(中公新書)と「海・呼吸・古代形象」(うぶすな書院)


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これがまあ、ほんま、目からうろこ、うこんから芽、ってなもんで。
凄い!!三木成夫せんせ。
先生の本はまあ、ちょっとばかしお高いので、どうしても新書から入りますわなあ〜
「胎児の世界」。いや、もう、これではまります。だいたい、三木ちん(おいおい)にはまる場合、このパターンらしい。
どうすごいのか?
ああ、すんまへん。
稚拙なおいらの文章力でわそこんとこうまく書かれへん。
マンガでいうと、諸星大二郎?
いや、違うんだけど、なんか、ニュアンス的にマンガ界でいうとこの諸星大二郎?って、解る?
テーマである胎児の生命記憶を太古の生命の進化と関連付け、そこから無限に拡がる三木ちんワールドにわ心ときめかずにわいられない。
植物メタモルフォーゼ、伊勢神宮式年遷宮までもが、いとも簡単に巻き込まれていくそのテンポの良さには、そんじょそこらの推理小説など、足元にも及ばない展開なのだ。

そして、「海・呼吸・古代形象」
なるほど、吉本隆明が解説だ。んで、絶賛だ。なるほど、なるほど。
こちらはいくつかの論文とかをまとめたもの。
これまた、きょきょきょきょおお〜〜と、一気に読める。
帯津先生のおっしゃる「4億年前・・」の話もある。
「こころ」に関するかゆいところに手が届くような話もある。

いやはや、面目ない。
感想とか、こうだから、って、どうしても、上手く書けないのである。
ただ、おいらはびっくりした。
吉本隆明にして「三木成夫の著書にであったのは、ここ数年のひとつの事件だった」と言わしめるのだ。おいらごとき、びっくりしてるぐらいでちょうど良いのである。


サービスで(か?)ちょっとだけ、「胎児の世界」の見事な締めくくりを↓

 『浜辺に打ち寄せる潮騒の響きは、いつしか意識の表面から消え失せていた。ときに高く砕ける音にハッとわれに返るのであるが、それも束の間で、ふたたび意識のおもてからそれはかき消されていく。わたしは黒潮のこころとそこで一体になっていたのだ。いや、それよりももっともっと大きい母なる海のこころと完全に解け合っていたのであろう。いうなれば、人類の生命記憶の故郷に、わたしのこころは、いっとき里帰りしていたのである。』

人類の生命記憶の故郷に、こころはいっとき里帰りしていたのだああ〜〜〜うきいいっ〜〜


********


果たして、こおいうジャンルは、おそらくこれだけのお話でお好きな人はわかるはずである。
むらむらむら、って、くるはずである。
そおいう人は読中、読後、絶対、びっくりする。
んで、次、次!ってなるぞ。

 文庫本よりちと高いのが玉に瑕だが、ま、お正月明けの寝ぼけた脳みそにも刺激になるし、ここわ、ひとつ、ちょいとお高い貴腐ワイン、って感じで、どう?ぷぷぷ





2007/1/8  0:05

投稿者:んぼ

おお。
でおきしりぼかくさん?すけさん?ぷぷ
勾玉も古代形象って感じだね♪

2007/1/7  21:00

投稿者:sara

◇どんちゃん

勾玉の主の尊?っておる?

>>>気功教室に行ってる んぼはんがいつも体調不良なのが、気になるところでございます。>>>

ぷぷぷ
気功教室に行って、体調不良になるのか、体調不良だから気功教室に行くのか、ってはなしやね。
自然食屋のオーナーがいかにも不健康そうなあれと、同じか?
んぼはんはとりあえず、肉でも食っといてもらおうかね。ぷぷ

諸星大二郎、西遊記はその後、どうする気?

2007/1/7  20:55

投稿者:sara

◇んぼはん

>>>お腹の中の赤ちゃんが聞いている血流の音も
あんな波のリズムに近いのかしらね?>>

まさしく、そこに興味があるのなら、そこから拡がる目からうろこ論理に挑戦だ。  

古代形象。ヒントはねじれ、らせん。
是非、ご一読を!

2007/1/7  10:42

投稿者:丼

わたしは勾玉が好きなんだけど、
勾玉っちゅうのは胎児のはじまりのかたちなんだよね〜。

呼吸法とか気功とか、ええ〜と思うんだけど、
気功教室に行ってる んぼはんがいつも体調不良なのが、
気になるところでございます。

諸星大二郎は読むと、妄想が妄想を呼ぶタイプなので、
勝手に果てしなくコワイ世界に行ってしまうので苦手です。

2007/1/7  2:23

投稿者:かりんぼ

わたしの先生も教室の瞑想の時間はいつも波の音を流してくれるなぁ。
ひたひた打ち寄せる波っていうよりは
けっこうザザァ〜ン、ザザァ〜ンって打ち付けてくるような大きな波の音だよ。
お腹の中の赤ちゃんが聞いている血流の音も
あんな波のリズムに近いのかしらね?
真似しておうちでも波の音が入ったBGMで
毎日10分くらいの瞑想してるけど、
いやぁ〜、なかなか雑念ばっかり湧いてきて
ちぃとも頭ん中空っぽになりまへんの。(*^_^*);>デヘヘ
それでもちょっとでも静かに座って自分の呼吸も忘れちゃうような時間を持つと
1日のいろんなひずみがリセットされていくような気がして気持ちいい。
古代形象ってのなんだろ〜?


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