2009/7/17
ニイニイゼミのなく頃に
◇家の前の桜の木でニイニイゼミが鳴いていた
その昔、ニイニイゼミは雑魚ゼミだった
いっぱいいたから
アブラゼミもいっぱいいたけどでも、まだアブラゼミのほうがおっきいので、仕留めた感があったものだ
しても、梅雨の終わり、へろへろと学校のかえりみちすがら、ち〜〜〜ち〜〜〜〜ち・・ち〜〜〜って鳴き声が聴こえるようになると、おお、もうすぐ夏休みだじゃん!!っていう心の高まり気分わぐおんぐおん膨らんで、そこわ、子供ながらにしゃきんっ!としたものだ
そうおもえば、ニイニイゼミ、そおいう役割を果たすべく夏を告げるへろへろな子供向けの立派な使者だったんや

それがいつの間にやらわたくしの住んでいる地域ではほとんどニイニイゼミの声は聴かれなくなっていた
ほんと、いつの間にやら、だ
果てさて、絶滅したんか?
果たして、子供にしか聴こえんのか?(ととろか?)
***
まま、どうやらセミの世界でもここ数十年、いろいろあったみたいで、都市の近代化に対応できなくなったニイニイゼミはいっとき、ほんまにほとんどいなくなっちゃったのだ
都市限定だけど
(山間部とかでは普通にずっとそのままいた)
ていうのわ、幼虫時代に湿気土壌が必要らしくて、ほれ、まちなかわジメジメする場所がどんどんなくなってきて、土があっても乾燥した公園とかでわ繁殖しないらしい
なるほどなあ
で、それが近年、またまた都市部で復活傾向とのことだ
近年、ニイニイゼミは、乾燥への耐性を身につけつつある、とWikipedia
ニイニイゼミの
ニュータイプや
アムロニイニイや
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すっかり夏のセミ世界を凌駕した謎の大繁殖種、クマゼミ
それでもそこそこ元気なアブラゼミ
いやはや、ここにきて、ニュータイプが復活、ニイニイゼミ
わたくし、セミの羽の垢でも煎じ、日々、へろへろへの耐性、我身に付かんものかと願いをこめて、ああ、夏の夜わち〜〜ち〜〜とふけゆくばかり
