二つの商品、たとえば一着の上着と一〇エレのリンネルをとってみよう。前者は後者の二倍の価値をもっており、したがって、10エレのリンネル=W ならば、1着の上着=2W であるとしよう。
上着は、ある特殊な欲望を満足させる使用価値である。それを生産するためには、一定種類の生産的活動が必要である。この活動は、その目的、作業様式、対象、手段、結果によって規定されている。このようにその有用性がその生産物の使用価値に、またはその生産物が使用価値であるということに、表わされる労働を、われわれは簡単に有用労働と呼ぶ。この観点のもとでは、労働はつねにその有用効果に関連して考察される。
とりあえず、W。あとのお楽しみ。2×W=[2W]とか書いてみたり。使用価値をもったものを作るには、生産的活動が必要。そういう活動を有用労働と呼ぶ。ここでは「使用価値」が問題なのであって、「交換価値」は出てこない。

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