アホほどゆっくり資本論を読む

 

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投稿者:杉本
>違う使用価値が相対して商品世界を作る。裏側には違う有用労働があり、労働の世界の組み合わせ=社会的分業がある。注意すべきは社会的分業が商品生産の条件であり、商品生産が社会的分業の条件であるわけではない、ということだ。

以上のことはよく言われるのですが、TAMO2様は、次の文に騙されているのです。

「同じように、上着とそれを生産する労働との関係は、裁縫労働が、特殊な職業となり、社会的分業の自立した一分岐となることによっては、それ自体として変わることはない。」

社会的分業としては、いつの時代も変わりが無いはずですが、マルクスさんはこう述べていたのです。

TAMO2様次の三つの訳を見てください。
>「社会の生産物が一般的に商品という形態をとっている社会では、すなわち商品生産者の社会では、独立生産者の私事として互いに独立に営まれるいろいろな有用労働のこのような質的な相違が、一つの多肢的体制に、すなわち社会的分業に、発展するのである。」

「その生産物が一般的に商品という形態をとっている社会においては、すなわち商品生産者たちの社会においては、独立生産者たちの私事としてたがいに従属せずに営まれる有用労働のこうした質的相違が、一つの多岐的な体制に、すなわち社会的分業に、発展する。」(新書版P72)

「互いに従属しないで自立した生産者達の私的事業として営まれる有用労働のこのような区別が発展し、遂には多くの分肢をもつ体系、社会的分業へと成長する。」(初版今村訳P276)

今村訳がわかりやすいですね。互いに依存しない、有用労働の私的編成としての社会的分業の体系が、商品生産の社会的分業の体制なんですね。
社会的分業の組織の仕方が、商品生産の社会と、そうではないそれ以前の社会とでは異なるのですね。自明のことなんですけども。自然素材と労働との結合=使用価値の図式化のなかで、使用価値の生産としては、いつの時代も変わりないので、社会的分業の体制も変わりない・・・という 眼くらましにあっているのです。
使用価値の生産の仕方も、社会的分業の編成が異なるので違うということなんです。
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