2008/12/16

後継者  歌声喫茶


後継者 投稿者:sokkiniichan 投稿日:2008年12月16日(火)20時14分57秒


 速記は、事実をありのままに書く。

 話されたままを書く。

 勝手に話を作ってはいけない。

 だけれども、速記も録音・録画も何もなければ、証言に基づいて作文しなければならないときもある。

 録音のなかった時代、速記録に多少の作文はあったと思う。

 100%正確な速記はなかなか難しいから、抜けたところやわからなかったところは、問い合わせをしたり、原稿や資料を見たりして、穴埋めをしていたと思う。

 発言者が読んで違和感がなければ、それで通った。

 録音が入るようになって、正確度は100%になった。

 速記を書いて、録音も聞くから、ほとんどミスはなくなった。

 作文する必要もなくなった。

 書いたまま、聞いたままを、素直に文章にしていけば、正確度100%の速記録ができ上がった。

 しかし、自分たちで速記も録音もとらないというような横着なことをすれば、折角の正確度100%の伝統が、崩れてしまうかもしれない。

 人の撮ったビデオに頼ってビデオにミスが出た場合、果たして誰が速記録に対して責任をとるのだろうか。

 人の仕事を当てにして、自分たちが何もしなければ、ミスが出たとき、手の打ちようがない。

 速記者といえども、速記をとらなければ、速記録は作れない。

 録音起こし、録画起こしは、速記ではない。

 速記録が作れなければ、速記録に対して責任を持つことはできない。

 分業だから仕方ないと、諦めることができるだろうか。

 諦めるわけにはいかない。速記録に穴をあけるわけにはいかないから、発言者から証言をとって、作文することになるだろう。

 録音のない時代は、少なくとも、必死で速記をとったから、まるまる速記録に穴をあけるようなことはなかったはずである。

 速記をとらないと、まるまる速記録に穴をあける場合も出てくるだろう。

 速記も録音も何も証拠が残っていなければ、まるまる速記録に穴をあけることになる。

 人の話を証言から復元するのは、難しい。

 人間の記憶は曖昧で頼りにならない。1字のミスも許さないようなことを言っている割には、考えることが余りにも幼稚で杜撰である。

 養成所の穴を、埋めるとすれば、大学の速記クラブだが、今のところ、即戦力となるような人は、全国で1人しかいない。その1人も、どこに就職するのかわからない。

 よって、今のところ、後継者となるような頼りになる人はいない。


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2人1組 投稿者:sokkiniichan 投稿日:2008年12月16日(火)20時04分1秒

 人間の視野角は180度です。

 前は見えても後ろは見えない。

 人間の耳は、前の音が聞きやすくなっている。

 後ろの音は聞こえにくい。

 速記者が2人1組で仕事をしてきたのは、速記をより完璧にとるためです。

 2人がお互いに協力し合い補完し合うためです。

 1人で議場に乗り込んでいくのは危険です。

 なぜなら、後ろの人の動きが見えないからです。後ろの人の話が聞こえないからです。

 2人でパートナーと組んで向き合って座ることによって、議場全体、360度を見渡すことができるし、360度全方位から聞こえてくる音をキャッチできるのです。

 速記者は、口から耳に直接入ってくる生の声と、マイクからの音の両方の音を聞きながら速記します。

 イヤホンのない場合は、両耳で生の声を聞きながら速記します。

 この口から耳に直接入る生の声は、現場で、一度しか聞くことができません。

 録音された音は、繰り返し聞くことができますが、生の声を聞く機会は一度しかありません。

 だから、現地取材が必要なのです。

 テレビはアップされた画面しか見ることができませんが、現場に出れば、常に場内360度、全方位の様子を見ることができます。どの位置から誰が発言したとしても、対応できるのです。

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