28日、ようやく出勤した。
24日に早退して以来。
出勤前に診療所に寄り、前回の血液検査の結果を聞く。
炎症反応が高かった。
体力が低下しているときにウィルスに感染したのだろう、ということだった。
また血を採られ、この間の経過を調べられる。
喉の腫れが引き続きひどく、痰に血が混じることも。。。
早く全快したいものです。。。
一般企業だと、病気をしてもなかなか休みにくいのではないか?
周りの目も気になるだろうし。
しかしわが職場は、何事もなかったかのように、受け入れてくれる。
仕事する能力のある人も、それほどない人も、みんな「それなりに」仕事をしているところだと、他人がなんかの理由でいなくなっても、まあ「何とか」やっていけるのだろう。
「天国のような」職場ではないが、僕のような存在でも「変わったやつを排除せず」置いてくれるのは、「ありがたい」ことだ。給料(うちではそう呼ばない。純粋な営利活動ではないので。しかし商品を作っているには違いないのだが)が少々低くてもまあいいか、と思ってしまう。
うちの場合、ミスを出すと「経過書」を書かされるが、JRみたいに非人道的な「再教育」は幸いなことに行われない。
僕が通っていた高校では、校則違反を犯すと、「般若心経」を写経させられる。程度によって枚数も違う。僕は一度もやったことはないが、もしそのような対象になったとして、書いただろうか。。。大体、写経することで校則違反がなくなるという「合理的根拠」があるのだろうか?
僕が小学何年生だったか、竹村先生が担任だった頃、クラスで「椅子出しっぱなし追放運動」が始まった。
僕にとって、そんなの(席を離れるときは椅子を机の中にしまうという行為)は、あまりにも当然のことで、ばかばかしかったが、クラスのみんなは、先生の「出しっぱなしの椅子は黒板のところに持ってきなさい」という命令に、喜々(鬼気か?)として魔女狩りならぬ「椅子狩り」を始めた。エスカレートした結果は、人が立つのを見計らって、立った瞬間に「お前椅子入れへんかった」と言い、僕の椅子を持っていきやがった。
椅子を持っていかれた生徒にどんな運命が待っているか? 板の床に正座して授業を受け、給食を食べるのだ(牢獄か?)
みな、その「拷問」に耐えかね、「先生、済みませんでした。二度と椅子を出しっぱなしで席を離れません」と「詫び」を入れることで椅子を返してもらうのだ。
しかし、僕はその当時から今の性格で(と、会ったことのない人、一緒に生活をしたことがない人には分からないでしょうが)、「自分が悪いことしたんとちゃうのに、なんで謝まらなあかんねん」と言い続け、結局みんなが椅子を取り戻した後も、一人で正座を続けた。僕はそれを楽しんでいたのかもしれない。
結局、正座の「懲罰的効果」のなさに気付いた竹村先生は、「いつまでもひとりで頑固を続けるのはやめなさい」と言って「刑期」は終了した。
果たして彼女のやり方は教育上正しかったのだろうか? 僕には分からない。あの時のクラスメート(現在、誰一人交友関係はないが)は、ちゃんと椅子を入れる人になっているのだろうか?
以前書いた「新人サラリーマン」のように、カフェテリアで食事して椅子を出しっぱなしで立ち去っていった彼、それをそのままにしていった同僚、そんなやつらを雇った会社。。。
「椅子なんて大したことないよ」。確かにそうだ。でも遼済が歩いていたら、頭を打つかもしれない。次の人のことを考えたら。。。
僕が一番嫌いな、「歩きタバコ」人たち。あんたの手には遼済を殺す「武器」があるんだよ。
「教育」って難しい。「○○するな、××しろ」式の押し付けでは受け入れられない。「想像」する力をつけるしかない。
実は僕の職場にも食堂があって、「椅子を出しっぱなしにしていく」人がいる。「食べこぼし放置」人もいる。非常にがっかりする。。。上記の僕の言い方だと、軽蔑すべき会社だ。そんなところに僕がいてもいいのか?
「究極の選択」かもしれない。。。
そっか、僕が尻拭いしてやればそれでいいんだ。
あっさり解決してしまった。
でも、僕は食堂中の椅子に目を光らせるわけにはいきませんので。

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