過去そうであったように、従来の小沢一郎ならスキャンダルが表面化した時点で早めに身を引いたと思う。
今回そうせず、あえて難渋の道を選んだところに、深い意味があると思う。
これまでの日本の政治は、潜入者にスキャンダルのネタをつかまれることで揺ぶられ、容易に遠隔操作される不安定な上に存在していた。
小沢一郎の心の中には、自分が泥をかぶっても、そうした”司法がらみのスキャンダルで遠隔操作”という”日本政治のお決まりのパターン”に区切りを付ける思いがあったと思う。
じっさい、従来の民主だったら小沢即退陣で、岡田代表か鳩山代表へと即代表を交代していただろが、実はその二名に対しても、ネガキャンにむけて、すでに着々と印象操作ネタが用意されていたみたいだから、いちいち対応していたらきりがないという”特定アジア”臭がきつくなった清和支配下の日本の政治状況だ。
(恐れ多くも清和などと天皇の名を使いやがって・・・さすが隠れK)
中川秀直官房長官以降は、韓国カルト統一協会の政界工作の追跡自体がタブーになったかもしれないが、平成10年あたりの内偵中の公安の資料によると、信者に対して、国会議員秘書として潜入する指令が出されていたらしい。
秘書であれば各政治家のスキャンダルも握りやすく、そのネタで遠隔操作し支配下に置くこともできる。
スキャンダルでマスコミが騒ぎ、政治生命を奪われるという構造が再生産される限り、マスコミ、政界、司法と工作員を配置できるカルト教団は、簡単に支配を強めることができるわけだから、カルト教団の狙うものは明白だ。
かってクリントン大統領がモニカという研修生とSEXスキャンダルを起こしたとき、アメリカでは、それはそれ、これはこれという広い視野での判断がされ、SEXスキャンダルで大統領退陣というドタバタはなかったが、日本で、総理大臣が官邸内で、女性職員にフェラチオしてもらったことが明らかになったらどうだろうか。
アメリカと違い、日本はカルト女性信者をつかって、日本の有力政治家を揺すり、支配するネタをつくることは簡単で、謀略に弱い体質であるということができる。
これは国家として実に危ういことだと想う。
弱みを握られ遠隔操作されている連中はともかくとして、マスコミも国民もいいかげんスキャンダルで右往左往させられるとそれを操作しやすいカルト組織の思うつぼだということに、いいかげん気づくべきだと思う。
その意味で、あえて踏みとどまり、シナリオ通りの流れに逆らった小沢氏の判断は評価したいと思う。
昔は典型的な新自由主義者で、自分にとっては打倒対象であり、嫌悪の対象だった小沢一郎だ。
しかし、ここ何年かの全国行脚を通して生の国民と接する中で、大きな化学変化を起こした気がする。
自分の命の寿命を見据えたことも相まってか、急速に”日本””保守”というものと向きあう人物になったと感じる。
理屈とか、予断と偏見を抜きにして、裸の一個人として向き合う時、そこに感じるもので本質をとらえたりできる。
それを体感できるかどうかが、”真正保守”と”チョーセンウヨ”の分かれ目だと思うが、母方から渡来人の血を引き継いでいるかどうかは知らないが、先日の小沢から感じたのは”日本への想い”だった。
あれを”嘘泣き”とかといえる感性は、常にこころに”日の丸”を仰ぎ見る自分は、一切もちあわせていない。
天皇陛下も、あまたの行幸を通じて、民衆のこころの海に洗われる中で、日の本の道をいっそう確かなものとされてこられた。
”保守”の行き着くところは、陛下が希求される慈愛溢れる社会であり、”仁愛”と”大義”を実現する”人の道”につきるだろう。
右も左もない・・・そこにあるのは一人の人間としての美しいこころのあり方だと思う。
日之本の 民の想いを 身に受けて
散りゆく命 しばし止めん
薄墨桜 清く咲かなめ

PS
ここ10年のスキャンダル報道のネタをふりかえってみると、清和政策研究会、韓国カルト統一協会(勝共連合)などのチョーセンウヨ系、となんみょー学会以外の政治家ばかり実に絶妙なタイミングで、マスコミがキャンペーンを張るスキャンダルの餌食になり追い落とされてきた。
明らかに本人は嘘をついていないのに、首謀者として有罪にされた村岡兼造氏の日歯連の政治資金規正法違反事件など、ポスト小泉政局のタイミングでおきた不思議なスキャンダルだった。
同時期に疑惑対象とされ橋本元総理などは、起訴猶予とされたが、印象的には有罪イメージを創られたまま、命に関わらない病気で入院したにもかかわらず、いつしか重病になり、そのまま帰らぬ人となった。これにより清和会の対抗勢力が完全に弱体化し、清和会+学会連合支配を決定づけたわけだから実に気味が悪い。
おまけに、一連の政治献金疑惑報道がリークされる中、小泉総理秘書官の飯島氏が共産党本部を訪れた後、”赤旗”が””宏池会”丹羽雄哉氏、古賀誠氏の疑惑を報じることもあったが、その後の政局では、彼らが”清和”の”下僕”になったわけだから、よけい気味が悪い。
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