愛媛マンダリンパイレーツ7−0徳島インディゴソックス
2012年7月16日(月曜日)13:00〜
川之江球場、晴、基本的にレフトからバックネットめがけて強い風
いやあ、暑い日差しだった。かき氷2つ消費だが、そんなのじゃ足りないのだ。水道水を汲んできて、撒いた撒いた。風が強いから出来る芸当。風は心地いいのはこの球場の良いところ。
さて、愛媛の先発は小林。ボールは余り来ていず、カーブは抜け気味、スライダーも良かったり叩いたり。真っ直ぐもそんな感じ。あれ?何点取られるのだろう、と立ち上がりに思った。
先頭の神谷がインコース中頃のスライダーをアジャストし損ねたり、続く東も真ん中低めのスライダーを見逃し三振にしたり、運があったと思う。バラけた感じが却ってよかったのかも。逆球も結構あった。調子が悪いなりに、低く変化球を集めようという意思が感じられ、勝負所ではそれが出来ていたと思う。
一方、徳島の先発の安里は良かった。135km/hくらいと思うが、伸びと切れがあった。そして、コントロールが良かった。
試合が動いたのは4回。まず、徳島の攻撃で、1死後から吉村が2ボールから苦し紛れの甘いボールを逃さずセンター前に。大谷龍の当たりは高く弾んでサード藤長の前に、ダッシュして処理しようとしたが、バウンドが難しく待ったところ胸に当てて落球のエラー。続く松嶋も高く弾むバウンドの三塁線、サードでは間に合わないと思ったら、小林が猛然とマウンドから降りて来たが、止まれずに足が滑り内野安打。ここで根鈴さん。あああああ、と思ったが、ボールは何か分からないが――カットボールのように見えたが、小林にあったかな?――どん詰まりのファーストハーフフライ。続く中村は、真っ直ぐも変化球もタイミングが合っていた。そして、真ッ芯で捉えた当たりはレフト頭上。二塁打は覚悟。しかし。猛烈な逆風がレフトから本塁に吹いていた。打球は急激に失速し、樋口が追い付いて捕球。真後ろの打球が押されて失速したら、結構難しいけど、隠れたファインプレー。これを神風と言わずして、何と言おう??
その裏、先頭藤長がライト前に詰まりながらハーフライナーで持って行く。ブレットの当たりは三遊間、ショート東が良く取ったが、セカンド送球が弱く、ツーバウンドくらいになりセーフの内野安打。橋本は四球。ここで、高田がセンター定位置近くに犠飛。大井はライトにライナーのクリーンヒットだが、ブレットなので三塁自重。金城は、窮屈なスイングでファーストファウルフライ、続く四ツ谷は詰まったセカンドゴロで終了と思ったが、目切りが早すぎてグラブからボールが零れてエラー。足があるって武器だね。これで二点目。続く樋口もセンターにライナーのタイムリーで三点目。そして、小林ノリさんは調子を上げてくる。
五回裏は大井のタイムリー、六回裏は橋本のタイムリー――二点目は本塁憤死だが、足が入っていて本当はセーフだけど、返球が本当に素晴らしかったのであの判定は、仕方がない、逆にセーフという勇気はないぞ(笑)――、7回は四ツ谷の内野ゴロと樋口のタイムリーで着々と加点。
愛媛の8回表は入野。真ん中に入るボールを二者連続ヒットをされたが、好打者吉村をカーブでセカンドゴロに仕留め、ピンチを脱する。
そして、9回表は河原。また、一球ごとに。
大谷龍
外角低めストレートでストライク
外角高さ中ほどストレートでボール
インコース高さ中ほどストレートを空振り
外角低め一杯ストレートをファール、ライト線ギリギリのファール
外角高さ中ほどスライダーを当てただけのファール、ライト線ギリギリ
真ん中低めドロップをファール、必死に体を残してよく当てた
外角高さ中ほどのスライダーを真ッ芯で捉えた打球は投手にハーフバウンドのライナー性のゴロに、しかし、前もって低く「野手の構え」をしていた河原は左手を伸ばして綺麗に捌き、投手ゴロ。フィールディングは一級品だ。
松嶋
初球のアウトコース真ん中を芯で捉えたが、センターライナー。
中川竜(代打)
外角低めストレートでストライク
外角低めストレートがボール、かなり力が入って引っ掛かった感じ。140km/h出てたかな?
ど真ん中にドロップ、タイミングが狂ったファール
外角高さ中ほどにカーブでライトフライ。当てただけ。
今日も安定感抜群。フィールディングの上手さが目立ったイニングだった。なお、力を入れた真っ直ぐは、多分狙ったところに行っていなかった。しかしまあ、「投手はコントロール」の見本のような投球だった。
徳島のリリーフ投手二人。永川は、スプリットっぽいのが面白いと思った。遠目には、ユニフォームのデザインもあって、オリックス時代の星野みたい。ネルソンは、アウトコース真っ直ぐが高く抜けまくっていたが、それが決まりだすとスイングさせていなかった。
で。愛媛は運も味方につけている。このまま突っ走れ!

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