2013年6月8日(土曜日) 14:00〜
愛媛マンダリンパイレーツ0−6福岡ソフトバンクホークス(三軍)
マドンナスタジアム、薄曇り、レフトに風
アイランドリーグ相手に、ちょっとホークスが負け過ぎだ。気合を入れるためにホークスの応援へ。愛媛の先発は河原。色々と唸らされた投球だったが、白根選手に打たれた本塁打だけは甘かった。それにしてもホークス打線は、ミート能力が高い。どうして、こんなに負けているのか、不思議だ。安田のタイムリーも粘り強いものだったし、白根も真砂もいいものを見せてくれた。若手が育っていることを感じさせてくれた。守備も安定していたし。ただ、ど真ん中をポップっていたりしていたのは課題。
それにしても島根のジャイアン、白根が四番で、大きな本塁打。体が治癒したようだし、脚も思ったよりも速いし、本当に白根と真砂は楽しみだ。
あ、河原。5回のピンチ、豊福に特大ファールを打たれた後、果敢にインコースにえげつないボールを投げて見逃し三振、白根にも、ボールを散らして、最後はアウトロー一杯に速球を決めて見逃し三振。これは圧巻だった。高校出て3年目くらいじゃあ、あの配球にはついていけなくても仕方がないか。お見事。七回はへばっていたと思う。球威が落ちると、精度の高い打者は逃してくれないね。愛媛の問題は、中村。真っ直ぐは素晴らしかったけど、カーブのコントロールがなあ。この日も暴投。
実は一番期待していたのは、ホークスの先発吉本。去年の素晴らしい投球からどうなったか、と思ってみていたが、体が突っ立ち、投げ方が固い。コントロールがつかない投げ方だろ、それ、と思った。スピードも去年ほどないし。但し体の強さがあるので、調子に乗れば打てないだろ、愛媛が叩くとすれば最初のうち。実際、コントロールが不安定であったが、この日は捕手の拓也を褒めたい。打者に応じた配球。押すべき打者には押し、金城はカーブが全く合わないとみるとカーブ攻めで三振に。次の打席では、切れの出てきた真っ直ぐ主体で討ち取る。吉本は、変化球のキレとコントロールがあり、それを軸に組み立てていった。ただ、真っ直ぐはそれほどでもなかったが、愛媛の打者の打ちそこないが目立った。捉えている打者もいたが、対応できていない打者もいた。フォーム、ポイント、狙い、課題は一人一人違うだろうが、勉強だなあ。気になったのは、チャンスを作ると焦って難しい球に手を出し、凡打を重ねていたところかなあ。これは、ホークス戦に限らず、今季多くみられるシーンだ。じっくり来られたら、ピッチャーは結構嫌なんだけどなあ。正直、この日の吉本相手に完封負けは駄目だろう。
吉本はなあ。去年から劣化しているように感じた。疲れだけが理由ならいいのだが、変にフォームを弄ったとすれば、残念だ。この日は145km/h止まりじゃないかな。ただ、変化球の精度は高かった。見るからに「素直ないい子」だけど、それだけじゃあやっていけないんだよなあ、大人の世界は。えぐみ、渋みが出てこないとね。
ところで、野次。あの雰囲気ではちょっと難しい。頑張ってみたけど、逆風で一塁側に届かないし。

2