2014年9月12日(金曜日)
徳島インディゴソックス4−2愛媛マンダリンパイレーツ
JAバンク徳島スタジアム、18:00〜、最初はほぼ無風、5回くらいからレフトに風
今日勝てば、愛媛が圧倒的に有利になる。3時過ぎに会社を出て球場に向かう。しかしまあ、高速を降りてから渋滞しまくり。どうしてこうも四国の道路事情は悪いのだろう。おかげでギリギリ到着。
でもまあ、君が代の頃に到着したので、いくつかの表彰を見ることが出来た。愛媛はもう、雨傘試合しか残っていないので8月月間MVPの檪浦の表彰。そして、徳島はボランティアで頑張ったらしい高島の表彰。ガタイいいなあ。表彰の名前は「読売新聞エネルギッシュ賞」だったと思う。ここで何か時代の変わり目を感じさせるスタンドの会話が耳に飛び込んでくる。「読売で良かったなあ、朝日だったら嘘吐き大賞になっちゃうもんな」だって。こういう軽口をスタンドで叩かれてしまうのは、朝日がマイナスの奈落に落ちてしまったことを示していると小生は思う。クマラスワミ報告を正式に撤回されるまで頑張らないと信用回復は出来ないだろう。おためごかしに過ぎない「検証」では、特にかつて左翼思想に染まった者は、その批判の刃を朝日新聞に鋭く突きつけるであろう。と、野球記事に相応しくないことを書いておこう。
さて試合。徳島の先発は入野。かなり速い!だが上ずっている。で、スライダーは抜けたり叩いたり。でもそこは入野−小野のバッテリー。真っ直ぐの球威で抑え込む。檪浦、森下を当てただけの当たりで討ち取る。藤長は高めを詰まりながらもレフト前に持っていくが、高田はとても球威のある真っ直ぐをアウトハイに配してレフトフライに斬る。とても詰まっていた。心配なのは森下。またまた軸の感じられない、体の浮いたスイングで当てるだけのスイングに戻っている。体の後ろ半分を送り込むだけの力が入らないスイングだ。どこか悪いのかな。今日のレフト前ヒットは偶々感があった。
愛媛の先発はサンフレール。投球練習では入野より速い。でも抜けている。低いと引っ掛ける。大丈夫かいな。先頭の鷲谷は見事だった。初球のアウトコースの力強い真っ直ぐを、守備にやや不安のあるサンフレールとサードのべロスの中間にバント安打を決める。これでサンフレールのリズムが狂った。ストライクが入らないオーラが出てしまっている。増田は2ボールからこれまた見事なバントをピッチャー右に決める。何とかアウト。大谷には真っ直ぐを叩きつけた感じで4球続け、ストレートの四球。吉村にもボール先行で最後はカーブが抜けてデッドボール。松嶋には1−1から、インコースの真ん中の高さに真っ直ぐを。やや詰まったが押し込みが効いていたのか、センター118mのフェンスを越えてバックスクリーンに叩き込むグランドスラム。ここまで横殴りの投げ方で突っ込んでいた。悪いときの彼はこうなる。2回からは加藤コーチの指示があったか、オーバースローに矯正されていた。しばらく無双状態だった。
入野もほぼ無双。愛媛も何とかしようという感じはあった。特に3回、三者凡退だが、横山、四ツ谷がそれぞれ8球投げさせていた。ようやく結果が出たのは5回。先頭べロスが低めの球を掬い上げた。とても高く上がった打球は、ほぼ無風の空を長時間舞い、ライトフェンスをギリギリ超える本塁打に。だが入野は動じない。下位打線を7球で仕留める。
5回裏、サンフレールの軸が揺れ出す。ボール先行となり、鷲谷にはインコースを詰まらせるが、これが逆に幸いしてライン際を切れるのとは逆の曲りで打球が飛び、ライト線の三塁打となる。増田はボテボテのゴロ。緩すぎて鷲谷は本塁に突っ込んでしまうが、投手−捕手と渡って本塁封殺。大谷は手にかするデッドボール。だけど、真っ直ぐのすっぽ抜けでとても危ない。吉村の時にプレートを外さずに一塁偽投のボーク。ここで愛媛の堅い守備が発揮される。吉村は詰まりながらもセンター前、という当たり、藤長がよく回り込んで俊足吉村を一塁で刺す。
6回表の先頭の檪浦は、高めを大根切り打法でライトポール際に抛り込む。1死後藤長がサード強襲エラー???ヒットちゃうん?? だが高田、コルビーは力んでアジャストできずに凡退。
6回裏は伴。スローカーブ二種類持ったようだ。相手のタイミングが外れていた。これは面白い。7回表は宏誓のレフト前ヒットがあるも、横山、四ツ谷を連続三振。何か飲んで掛かっているな。
7回裏は東風平。先頭宮下が粘った末にレフト前ヒット。これは素晴らしい対戦だった。増田の四球やワイルドピッチ、パスボール(どちらも横山の守備のまずさが感じられた、特にミットを前に動かして前に大きく弾いたのはいただけない)で1死2、3塁。ここで大谷の当たりはセカンド左に。藤長が反応良く追いつき、大きなセカンドリードを取っていた(当たり前だ)セカンドランナーを刺す。愛媛に流れが来るのかな。
だがそれに立ちはだかったのが徳島二番手の山本。真っ直ぐの切れが素晴らしい。9回高田を歩かせたが、伸びのある真っ直ぐ、ズドンと落ちるフォークで愛媛打線を翻弄してゲームセット。
ところで、8回裏は高原だった。フォークを決め球に三者三振はお見事。プレッシャーの掛かる場面で同じことができるかどうかだね。
というわけで、愛媛は明日勝たなくてはならない。頼むぞ小林!

2