職場に韓国からの「留学生」がいる。某社のエリート社員だ。ナイスガイであり、年長者を立てる韓国人の良さを十分に持っている。
そして、結構自己主張が激しいらしい。経験的にそれは、韓国人全般に言えることだと思う。そういう意味でも、典型的韓国人だ。同じく自己主張の強いアメリカ(人)に、韓国(人)が嫌われるのも何となく分かる。
さて、何でそんなことになるかというと、掲題のことが関係しているようだ。韓国の学歴社会ぶりは知られた通り苛烈だ。で、それは就職してからもつきまとう。そして、業界ごとに企業の格も決まっている。日本で言えば、松下と日立とソニーの序列があるようなものだ。ナンバーワンとされる企業に韓国人が就職すると、その企業の中で地位を巡り苛烈な競争がある。ある若い社員が課長になると、課長になれなかった同僚や先輩は、辞表を提出し、格下の企業に移って上のポジションを目指すとのこと。当然、流出先でも競争で、トコロテン方式に競争は拡散する。
気の休まる所がない。
考えれば、韓国は儒教文化の強い官僚社会であり、それが企業社会にも浸透している、ということなのだろう。日本は武家社会だけじゃなく、農村・町人文化も育む複層性があった。だから、そういう「競争」とは無縁の、あるいは無縁たろうとする人々が企業内エリート層にもいたし、今もいる。

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