あれから23年も経つのか。時代を感じさせるネタは、阪神のことと、中曽根公式参拝くらいだったな。で、物語に集中させるつくりになっていた。坂本九さんのことは出てこなかった。絶対に出ると思っていたんだけどなあ。
地元に飛行機が落ちて、ほぼ不眠不休で働くブンヤたちの物語。中には様々な嫉妬が渦巻く。社長からして奸物。新聞はエリートが作りヤクザが売る、と言うが、販売部長からしてヤクザそのもの(笑)。そんな人間たちが、大事件を前に嫌が上にも盛り上がる。報道の高みを目指してクライマーズ・ハイ。しかし、、、、
大衆の欲望と使命感の二つに応え、さらに当時は速報性が必要だった。今はネットだからなあ。で、ダブルチェック。99%のピースではなく、100%のピースでないとダメ、と主人公は考えた。それで、大スクープを逃した。職業倫理なんだろう。
この辺の高揚と挫折を、2007年の登山と絡めて物語は進行する。
で、先日の毎日新聞のアレ(映画の中では北関東新聞と同じネタを先にすっぱ抜いた新聞)、何なんだろう? 毎日さんはチェックがないということか?
・当時、自衛隊は本当に、日陰者だったんだなあ。
・川上慶子さん、その後は幸せに暮らしておられるとか。
・事件後、兄者と会った 兄者の友人@飛行機乗りの第一声は「圧力隔壁? んなもんから漏れた空気で尾翼が飛ぶはずないやろ! 毛唐がかすりよったんや」
・で、今、数値流体解析やってるから、適宜モデリングして、時間のあるとき、どのくらいの力が尾翼にかかるか計算してみよう。文献読まないといけないなあ。
・確かに、けったいな話は一杯あった。

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