旧ネーム (まさじぃ)です!

2020/2/7

竹藪荒地の想い出・・その五 タヌキがあいさつに来た  遊休地

2018.2.4撮影
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安佐南区の農林課の職員さんの教えや、狩猟セミナーに出掛けて

得た知識で、有害鳥獣侵入防止柵は堅固にしなければいけないと

知り色々と錯誤していた、或る日曜日の2018年2月4日午前10時半

いつもの通り、施錠を開けて囲いの中に入ろうとした時

何かがポツンと囲いの外側に座り込んでいる事に気が付いた。

その何かとは、見ればすぐ判る野生のタヌキである。

遠目に見たその表情も、情けなさそうに見える。


たまたま携帯を持っていた私は、家の中にいる家内に

タヌキがいる事を知らせ、家内が出てきたがそのタヌキは

まだ脱力感いっぱいで座り込んだまま、動かない。

長い間呆然と座り込んでいたそのタヌキは、いきなり我々の方に

向かって歩き出した。

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タヌキは完全な夜行性で、日没から日の出までしか給餌行動を

取らないというのが定説で、一般には昼間動き回る事は無い。

しかし、時計を見れば午前10時半だ。

そのまま、何処まで近づくのかと見ていたが、何と私の足元まで

近づいて来た。

足に当たりそうなので、思わず私も少し足を動かすと

タヌキはくるりと頭を返し元いた方にゆっくりと帰って行った。

その帰り方も、脱兎のごとくではなく、ゆっくりと・・

追いかけて行けば捕まえられるのじゃないかという速さで

ゆっくりと帰っていく。

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そして、また元いた場所に戻り、うらめしそうに見える体制で

かなりの長時間座り込んでいた。


実は、このタヌキは以前も見かけた事が有る。

この遊休地の整備を始めた頃、隣の竹藪との境界線辺りを

ゆっくり歩いているのを何度か見かけた。


また、その前を振り返ると、15年前位になろうか

私が朝、車で出掛けようとすると、道路付近に或る小さな動物が

丸くなっていた。

近づいて行っても逃げようともしない、いや逃げられないのだろう

体を丸くして小刻みに震えているので、体の調子が悪いのが判る。

丸くなっている場所が道路に面しているので、或は他の車に引かれ

てもいけないと思い、そのまま抱きかかえてやり農道の

車が通らない場所に移してやった。

その時、猫の子供だろうと思って顔を見てびっくりした。

タヌキの赤ちゃんだ!


当時は、そのまま車で仕事に出掛けたが、隣の奥さんに聞くと

「夕方、親が出て来てくわえて山の中に帰って行ったよ」

と聞いた。

親が連れて帰れば、もう大丈夫だろうと当時胸を撫でおろした

ものだ。


あれから、15年・・

元気になって生きていれば、出会ったタヌキと同じくらい

成長している筈。

ひょっとして、この周辺をねぐらにして、この区画した平地の

中で生活していたそのタヌキが、子供の頃助けてもらった

恩人に対して

「ちょっと! やおうに やってぇやぁ〜」

「吾輩の生活区域じゃけん!」

と頼みに来たのかもしれない。

悪いがタヌキ君だけ通す訳にはいかない。

イノシシ君も一緒に入って来るから・・


それから、一年半経った去年の秋口の事

何気なく、柵の近くを通っていた時、何かが竹藪の中に

逃げ込む音がした。

反射的にその方向を見ると、まだ生まれたばかりの

片手の上に乗りそうな可愛いタヌキの赤ちゃんが

逃げ遅れてしまって、私と目が有ってしまった。

可愛い赤ちゃんだった。


あの時あいさつに来たタヌキ君、雄か雌か知らないが

ちゃんと家族を作って幸せに生活してるんだね。

つづく・・

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