旧ネーム (まさじぃ)です!

2020/5/29

山に笑われるぞ・・  安佐南区

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以前は、1500年以上の歴史を物語る様に満々と水を蓄えていた

浄円寺池だったが、現在は水を抜かれて改修の体制に入った。

排水管の埋設の工事の為か、土手の一部が深くえぐられている。


以前、浄円寺や池の由来を話してくれた、地元の長老が

毎日心配そうに池の様子を見に来る。

「工事看板を見て、廃止と書いてあるが?」

と、たまたま工事現場の近くで出会った私に、話しかけられた。

それは、そうであろう、日本古来の古墳時代から

脈々と栄えた由緒ある浄円寺池が無くなってしまっては

先祖の守ってきた、大切な宝を失ったようなものだろう。


施工業者の社長と懇意だった私は、事前に施工の概要を

聞いていたので

「大丈夫ですよ! 池の水量は減ってしまうらしいが

池は残してもらえるらしいですよ!! 安心してください!!!」

と、慰めておいた。


その長老は、ちょっと一安心という感じだった。

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広島市としては、今から6年前の2014年(平成24年)8月に起きた

安佐南豪雨災害とその後2018年(平成30年)7月に起きた豪雨災害

により、県内の不要池の廃止計画を進める方針を立てた。


その為、浄円寺池も廃止という工事名を付けなければ

ならなかったものと思う。

ただし、発注者には工事業者に任せることなく、現在の池の底の

底面を一度確認しておいてもらいたい。

工事業者が池の水を全て抜いてから、もう一週間は経つが

その底からはふつふつと水が湧きだしている。


そう人類の祖先、初期猿人が地球上に誕生したのが

たかだか700万年前と言われているが

その遙か昔の何億年、いや何十億年の昔から

流れ続けている、山に降った雨が染み出してくる、水みちだ。

人類の僅かな力では止めうることが出来ない

自然の膨大な力に対抗して、愚かにも

池を廃止するという言葉を使ってはいけない。

水は流れるように流しておかなくては

かえって災害の元になる。


想いかえせば、安佐南豪雨災害の遙か以前に

春日野団地の造成工事が始まったばかりの頃

工事の排水不手際で、一軒の民家をあわや土砂流入の

人身事故一歩手前という事態が発生した。

周辺の人達の声が高まって、私が中心に祭り上げられてしまい

工事業者の近隣謝罪説明会を開いてもらうことになった。


その時の地元の或る長老の発した言葉がいまだに忘れられない。

工事業者が、弁を尽くして原因と今後の体制を説明している時

或る長老がいきなり叫んだ!!

『ちゃんとせんと! 山が怒るぞ!!』

いくら言葉巧みに説明されても土砂崩壊が起きてしまえば最後だ。

その言葉には、誰にも返す言葉が出てこなかった・・


大自然の力を、人間の慢心で抑え込もうなんて

山に笑われるぞ!!

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